不倫慰謝料
不貞慰謝料の相場を知りたい方は弁護士にご相談を
1 不倫慰謝料の相場

慰謝料の金額は、不貞期間や婚姻期間など、いろいろな事情を合わせて、算定されます。
不貞の回数が1回のみなら、金額は、多くの場合、100万円未満のことが多いでしょう。
慰謝料は、不貞をされて、嫌な思い、悔しい、許せないなど気持ちをお金に換算したものです。
慰謝料も損害賠償金、損害を賠償するお金です。
損害を賠償というのは、気持ちがへこんだ分、例えば、マイナス50万を0まで戻すことです。
マイナス50を損害といい、0まで戻すことを賠償というイメージです。
不貞されたのが1回と10回ではへこみ具合が違います。
だから、不貞の回数が多いほど、損害が大きいので、慰謝料も増えるのです。
このように、ケースバイケースなのですが、数十万~300万円くらいになることが多いといえます。
2 増える事情
不貞の期間が長ければ長いほど慰謝料も増えます。
長く不貞された方が、気持ちがへこむからです。
ただ、頻度も関係します。
期間が長くても、盆暮れのみで年2回なら、5年でも10回です。
期間が1か月でも3日に1回のペースなら、10回です。
他には、不貞された結果、離婚にまで至ったかも影響します。
離婚にまで至ってしまった場合と、離婚しない場合とでは、へこみ具合が違うからです。
未成年の子がいる場合も、慰謝料が上がる傾向にあります。
子どもにしてみたら、それも未成年であれば、親の離婚というのは、後の人生に大きな影響を与えます。
大切なものが真二つに割れたように感じます。
3 減る事情
逆に、減る事情としては、不貞された当時、すでに、夫婦の関係が冷め切っていた場合です。
難しい言葉で、婚姻関係破綻の抗弁(こんいんかんけいはたんのこうべん)といいます。
確かに、不貞していたのは認めるけど、でも、不貞する前から、夫婦の関係はすでに壊れていたじゃないの、そんなに傷ついてないでしょ、へこんでないでしょ、という反論です。
わかりやすいのが、すでに20年以上別居していて、まったく会わず、籍だけ入れていた場合です。
もう、ほとんど、離婚しているに等しいでしょう。
そんな場合にまで、ガッツリお金をとれるとしたら、虫が良すぎるという考え方です。
























